
夫婦で共通の趣味があるといいという話をよく耳にします。
私も同感です。
新潟から上京してからもうすぐ2年になります。
今は23区の端っこに住んでいます。
私は一応、東京出身ではあります。
ただ、生粋の多摩っ子。
今住んでいる土地は縁もゆかりもありませんでした。
地域の繋がりというものが希薄化している昨今。
とはいえ、ここに引っ越してきたのもせっかくご縁です。
もっとここのことを知りたいし、関わりを持ちたいという気持ちが強くありました。
そんな時、区内の体育館で誰でも参加のできるフットサルを開催していました。
そちらにおっとと一緒にお邪魔をさせてもらったのです。
上手い下手なんて、そんなこと一切関係なく、おたがいを尊重し合える素敵な集まりでした。
参加している人の性別や年齢も様々です。
唯一共通しているのは同じ地域に住んでいるということ。
上京して初めて、地域の繋がりを強く感じることができました。
こうした機会を地域の中で設けてくださって、心から感謝しています。
と同時に、サッカーやってて本当に良かった、とあらためて思うのです。
私たちと地域を繋いでくれたからです。
もっと言うと、おっともサッカーをやってて本当に良かった、とも思います。
共通の趣味があってよかった、ということです。
新しいコミュニティに足を踏み入れるのって少し勇気が必要だったりします。
一人だけで乗り込むよりも、やっぱり誰か身近な人と一緒の方が心強いです。
それに何より、家庭とはまた違う場で楽しい時間を一緒に共有できるのって、意外と貴重なことなんじゃないかと思います。
夫婦にとって、すごくいいスパイスになっているような感じがします。
私がサッカーを始めた20年以上前は、そんなの女がやるスポーツじゃないっていう風潮も結構ありました。
時代は変わって、今では女性のプレーヤーもたくさんいます。
女の子が思わず着たくなってしまうようなお洒落なウェアも山ほどあります。
そんなこんなで、夫婦やカップルでフットサルに参加している人も結構見かけるようになりました。
フットサルでは、チーム単位ではなく、個人で集まった人たちでチーム分けをしてゲームを行う形式の会が多く開催されています。
そのため、中には連れ合いや恋人と同じチームにしてほしいという希望もよくあります。
もちろんそれもとっても素敵なことだと思います。
チームメイトとしてともにプレーすることで、二人の絆もぐっと深まることでしょう。
それはよくわかっています。
だとしても私は、絶対に同じチームになりたくありません。
あくまでもおっとと勝負したいのです。
おっとをドリブルで華麗に抜き去りたいし、厳しく追っかけ回してボールを奪い去りたいです。
それが夫婦としていかがなものかどうかはわかりません。
それでも、おじいちゃんおばあちゃんになってもずっと、 おっとと勝負し続けていきたいと思います。
